「リズム遊びをしたいけれど、楽器がない」
「音楽遊びって、何をすればいいの?」
そんなときは、まずは手や声、体を使ったリズム遊びから始めてみましょう♪
特別な楽器がなくても、手を叩いたり、音楽に合わせて体を揺らしたりするだけで、十分に音楽を楽しむことができます。
今回は、保育に気軽に取り入れられるリズム遊びを3つ紹介します。
年齢や子どもたちの姿に合わせて楽しんでみてくださいね。
① 音楽に合わせて一緒に手拍子・リズム遊び
おすすめの年齢
1〜3歳ごろ
遊び方
まずは、子どもが好きな歌や聞き慣れた音楽に合わせて、保育者と一緒に体を動かしてみましょう。
音楽に合わせて、
- 手をパチパチ叩く
- 左右にゆらゆら体を揺らす
- ひざを曲げて上下に動く
など、簡単な動きでOKです♪
この年齢では、「このリズムを覚えて真似してね」とするのではなく、保育者も一緒に動きながら、音楽に合わせて体を動かす楽しさを感じることを大切にします。
慣れてきたら、音楽を使わずに手拍子だけで遊んでみても◎。
保育者と一緒に、
「パン、パン、パン、パン」
と同じリズムを繰り返したり、
「パンッパパン、パンッパパン」
と少し変化をつけたりしてみましょう。リズムは簡単なものにしましょう。
同じリズムを何度も繰り返すことで、子どもも保育者と一緒に手拍子を楽しみやすくなります。
この遊びの音楽的なポイント
1〜2歳ごろは、正確にリズムを再現することよりも、音楽の流れや拍を感じながら体を動かす経験をたくさん楽しみたい時期です。
保育者と一緒に手拍子をしたり、同じリズムを繰り返したりする中で、少しずつ音楽の拍やリズムに触れることができます。
「上手に叩けたか」ではなく、音楽を聴いて自然と体が動くような時間を楽しんでみてくださいね。
ねらい例
・音楽に合わせて体を動かすことを楽しむ
・保育者と一緒に手拍子をし、リズムに親しむ
・繰り返される音やリズムを楽しむ
・音楽を通して保育者と一緒に遊ぶ楽しさを味わう
② 「○○ちゃん♪」「はあい♪」でお返事遊び
おすすめの年齢
2歳ごろ以上
遊び方
いつもの名前呼びも、少しメロディをつけるだけで音楽遊びになります♪
保育者が、
「○○ちゃん♪」
と3音の短いメロディで名前を呼びます。
呼ばれた子どもは、同じメロディで、
「はあい♪」
とお返事してみましょう。
音の動きは、
少し高い音 → 少し低い音 → 最初と同じ高さの音
と、一度下がって元の高さに戻るイメージです。
ピアノで確認する場合は、
♪ ミ → レ → ミ(下がって、戻る)
と弾いてみてください。
「○○ちゃん♪」も「はあい♪」も、同じ音の動きで歌います。
最初は保育者が「はあい♪」まで一緒に歌ってみてもOK。
慣れてきたら、一人ずつ名前を呼んで、子どもからのお返事を待ってみましょう。
さらに、歌いながら言葉に合わせて手を叩けば、リズム遊びとしても楽しめます。
この遊びの音楽的なポイント
この活動では、保育者の声を聴いて同じメロディで返すことで、音の高さやメロディの動きを聴く経験ができます。
また、
「○○ちゃん♪」→「はあい♪」
と音楽でやりとりすることもポイント。
歌を一曲覚えなくても、たった3音の短いメロディで、聴く・歌う・相手に返すという音楽のやりとりを楽しめます。
ねらい例
・保育者との歌によるやりとりを楽しむ
・短いメロディを聴き、同じように歌ってみようとする
・言葉のリズムや音の高さに親しむ
・自分の名前を呼ばれ、声で応えることを楽しむ
③ まねっこリズムに挑戦!
おすすめの年齢
3歳ごろ以上
遊び方
3歳ごろからは、保育者が鳴らしたリズムをよく聴いて、同じように真似する遊びにも挑戦してみましょう。
まずは簡単な手拍子から。
保育者が、
「パン、パン♪」
と叩いたら、次は子どもたちが、
「パン、パン♪」
と同じように叩きます。
慣れてきたら、
「パンッパパン♪」→「「パンッパパン♪」」
「パパパパパン♪」→「パパパパパン♪」
など、少しずつリズムを変えてみましょう。
さらに、手拍子だけでなく体のいろいろな場所を使ってみても楽しいですよ。
たとえば、
手拍子 → ひざ
ひざ → 手拍子 → 足踏み
手拍子 → 頭 → ひざ
など。
保育者がやって見せたあとに、子どもたちが同じ順番・同じリズムで挑戦します。
年齢が上がってきたら、少し長いリズムにしたり、
「パン・(お休み)・パン」
と、音を鳴らさないところを作ったりしてもOK。
子どもたちの様子を見ながら、少しずつ難しくしてみましょう♪
この遊びの音楽的なポイント
まねっこリズムでは、音を聴く→覚える→自分の体で再現するという流れを経験できます。
また、手拍子だけでなく、ひざや足なども使うことで、体からさまざまな音が出ることにも気づけます。
音を鳴らさない「お休み」を入れれば、休符を体で感じる経験にもつながります。
3歳ごろは短く分かりやすいリズムから。
4〜5歳では少し長くしたり、使う体の部位を増やしたりと、子どもたちに合わせて難易度を変えて楽しんでみてくださいね。
ねらい例
・保育者のリズムをよく聴き、真似して表現することを楽しむ
・さまざまなリズムの違いを感じる
・手やひざ、足などを使い、体から生まれる音を楽しむ
・音を聴いて覚え、自分の動きで再現しようとする
リズム遊びは身近なところから始められる!
リズム遊びというと、タンバリンやカスタネットなどの楽器を用意するイメージがあるかもしれません。
でも、子どもたちにとって一番身近な「楽器」は、自分の手や声、体です。
1〜2歳では、保育者と一緒に音楽に合わせて体を動かすところから。
2〜3歳では、声や短いメロディを使ったやりとりを楽しみ、3歳ごろからは、聞こえたリズムを自分で再現する遊びにも挑戦できます。
大切なのは、難しいリズムを正確に叩くことではなく、音を聴いて、動いて、誰かと一緒に楽しむこと。
「今日は楽器を準備していない!」という日でも大丈夫。
手拍子ひとつから、気軽に音楽遊びを始めてみてくださいね🎵


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